最新の入試データによると近畿の23の私立大学では関関同立と言われる難関大学を除いてほとんどの大学で一般入試で入学する割合が50%を切っています(甲南大学などの一部の例外あり)。
一般入試の割合は同志社大学が81%で最高です。立命館大は関関同立の中では58%で最低、数年もすると50%を割るかもしれません。難関大学(東京大学や京都大学でさえ)でも推薦入試の割合を今後増やしていく方針だそうです。
現状、全国の6〜7割の私立大学が推薦入試、総合選抜入試、共通試験利用で入学する割合が一般入試を超えているようです。
少子化でも大学数は横ばい、生徒の取り合いはますます激しさを増しています。大学はどんな生徒でも入学させるようになってきています。
国公立大学の授業料の値上げ問題なども持ち上がっています。余裕のない家庭では国公立大学が唯一の進学先でした。国公立大学合格は学費を抑えるというインセンティブになっていましたが、これがなくなるとしんどい目をしてたくさんの科目を勉強して共通試験を受けるのが馬鹿馬鹿しくなってきます。進学をあきらめる人がでてくるかもしれません。
雨が降ってきました。今もあと二人、国公立大学を目指している生徒さんが一生懸命頑張っています。目標をきっちりともっているので二人ともいつも真剣に勉強しています。