和田監督から金本監督に代わって今年は「新生阪神」が期待されました。当初はかなり期待されましたが、現状それほど上手くいっていないようで金本監督に異議を唱える声が上がっています。これでもし金本阪神が崩壊でもすれば、再びもとの阪神に戻ってしまいます。これでは今まで繰り返されてきたことと同じです。今、阪神ファンは大きな変革を求めているはずです。少なくとも僕はそうです。変革には「痛み」が伴います。野球の世界では「痛み」が「負け」に当たります。少々負けても本当に変革できて強くなるのならそれでいいではないでしょうか!血を流さない改革は改革ではありません。
気長に僕は変わるのを見ています。今は勝つことを期待していません。だから野球観戦で時間を潰されることもありません。良いように解釈しています。
現状4っ程の負け越し、上出来ではないでしょうか。そう思います。就任1年目で優勝を期待されても酷というものです。もともと阪神はソフトバンクのように戦力が揃っていません。自前で獲得した選手もほとんど育ってきません。そこで目下、メジャーで活躍できなかった藤川、福留や西岡に頼っているような状態です。これらの選手に頼っているような戦力ではまだまだこれからも負け越しが膨らみそうです。
一昔前、阪神が万年最下位だった時の状況と似ています(それを経て「掛布・バース・岡田」の85年日本一がやってきます)。
他球団から戦力外になった盛りの過ぎた選手をとってきては戦力として使っていた時期がありました。「ブリーデン・ラインバック」の後に来る時代です。そういう時代の阪神はもう見たくありません。その時代を知っているからこそ本当の変革を求めているのです。それができるのは金本監督です。それを潰してしまうとまたまた阪神は長いトンネルに入ってしまいます。阪神を応援する気も失せてしまいます。