昨年の今頃に兄と串本大島に釣りに行きました。暑くなくなり、寒くなる前、秋は自然と釣りに出かけたくなる季節なのです。
今回行ったのは場所は40年以上前に父に連れて行ってもらった同じ場所です。
20年ぶりの二人での釣行でした。1泊したので前日に宿でいろいろな話ができました。それぞれ家庭をもっているのでこうして兄弟で出かけることはもうないかもしれません。貴重な経験でした。昔は一つ屋根の下で暮らした兄弟も親元を離れていきます。そして結婚をして家族がふえていき、またその子供たちが出て行きそれぞれの家庭を築いていきます。ふと気がつくとそれぞれがまた孤独になっているのに気がつきます。
たまにほんのひと時でも昔に戻るにはとてもエネルギーのいることです。残念なことですが、それに使う時間もお金も何もかも後ろ向きに考えてしまいがちです。しかし、もう2度とこういった経験がないかもしれないと思えば積極的に兄弟との時間をもたなければいけないという思いがします。決して大げさではなくこれから残りの人生を歩んでいくうえでとても貴重な支えになるような経験になるような気がしました。