英語は学習時間に比例して知識が増えていきます。一方、数学や物理は考えることに時間がかなりとられます。考える時間、理解する時間が長いとその時間を無駄に感じる人も多いことでしょう。一つの問題にかなり時間がかかってしまい、焦りやイライラがつのってくることもあります。しかし、この時間は理系に進む人にはとても大切な時間でこれを我慢しないと理系難関大は合格できません。数学や物理で分からないことがあると1日中そのことが頭から離れないということがあります。私は通勤中、散歩中やお風呂でできなかった問題があればあれやこれやと長時間考えることがよくあります。
こういう時間は停滞しているような感じがしますが、自分で考えて解決したことはいつまでも頭に残ります。「急がば回れ」です。答えをすぐ見てやり方を暗記するような勉強は頭に残りません。自分で汗をかかないで得たことは直ぐに抜け落ちてしまいます。
徹底して考えて理解することで次に進めます。そしてまた次の疑問がでてきて考えて理解する。理系科目はこの繰り返しです。答えをすぐに見る習慣がついてしまい考えることをしなくなるといつまでも本当の実力は尽きません。たまには納得するまで考えることです。