現役受験生は5時半までに来てくれています。単語の試験の後、模試のやり直し、英検準1級の準備などそれぞれの課題をしています。
どんな科目も基礎は大切ですが、物理ほど基礎が大切な科目はありません。基礎ができていなければ、いくらやっても伸びないし、いつまでも解けるようになりません。基礎ができていない場合、物理は次のレベルには進めません。伸ばしたければ、先ずは基礎を固めることです。
徹底して法則・原理・定義などの根本基礎を理解し、身につけたうえでそれを組み合わせて使いこなし問題に対応する必要があります。
根本理論を組み合わせて難しい問題が解けたときは理系科目特有の達成感があります。理系科目の面白さが凝縮されているような科目です。ちなみに化学は理論化学の他に無機化学や有機化学があり、こちらは覚える作業も多く暗期要素も多々ある科目です。
物理の基礎を身につけるには「物理のエッセンス」が最適です。ボリュームはありますが、完全に身につけると難しい問題も自然と簡単に見えてきます。この問題集を徹底的にすれば、物理は80%は完成です。ゴールが見えてきます。東大、京大、難関国公立関医学部に代表される超難関校は別として、あと「重要問題集」、「良問の風」、「名門の森」のいずれか1冊と過去研究をすれば十分です(と言うより理系は忙しいのでこれ以上できないでしょう)。物理のエッセンス1冊だけで十分とは言いませんが、基礎もできていないのに「重要問題集」をしてもまったく無駄です。2年生のうちにエッセンス2〜3回通れば物理は得意科目になります。