2016年05月27日

和訳

英語の訳をどの程度まで書せるかという難しい問題があります。スパブでは生徒さんにはできるだけ英語の訳は書いてもらっています。
私立大学やセンター試験では和訳を書かせるということはあまりありません(今後は分かりませんが)。したがって面倒なことを生徒は嫌います。
しかし、試験で和訳などを書かされるとなるときちんとした文を書かなくてはなりません。最近は聞かれるのも英語、答える選択肢も英語という形式、TOEICのような形式の出題に入試も移行しつつあります。だから和訳という作業そのものは軽視されがちです。
しかし、いくら形式が変わっていったとしても英語を教える側の姿勢としては大きく変わることはありません。英文が理解できているかどうかは、和訳ができているかでチェックすることが中心になります。きちんとチェックするには一度紙に書いてもらったうえでそれをチェックすることになります。即興で和訳をできるほど生徒さんは英語に堪能ではないし、日本語自体もよく分かっていないとなればきちんと書く形にするという作業えおとってもらうことが必要になってきます。
きちんと文にすれば時間がとられ、生徒側としては面倒です。かといってささっと口頭で訳をしたものを適当に教師がチェックするような学習では上滑りの表面的な勉強になりがちです。和訳をどこまで書かせるかは本当に難しいところです。
高校時代に英語をただ眺めて手を使わなかった生徒が、今また同じやり方で、英語を眺め、訳を眺めて英語をやった気分になっているだけではたいして伸びません。
英語の試験は日本人として英語をどこまで理解しているかということをみられますから、日本語に置き換えてそれが何を言っているのか自分で理解できていなくては分かったことにはなりません。適当に和訳をしても自分で何を言っているのか理解できていなければ分かっていないのと同じです。
ネイティブと違い母国語が日本語である日本人が、日本語のよく分かっていない段階で英語を学習しても日本語レベル以上に英語を理解することはありません。これは頭の中で、一度英語を日本語に置き換えて思考し直して英語を捉えているからです。
そう考えるときちんとした和訳にこだわる姿勢も必要だと思えてきます。
posted by スパブ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語
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