今年の予備校生は私にとって結構、珍しい存在になっています。
朝、授業開始前に予備校生がやって来ると必ず「おはようございます」と挨拶をしてくれます。この言葉で「今日もがんばろう」という元気をもらいます。良い気持ちで授業に入れます。そして、最後の授業の終わりには「ありがとうございました」と必ず言ってくれます。私もこれに対して感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と返します。私はあいさつに対して強制もこういったことに褒めるなどの行為は一切したことはありません。
彼らにはこういったことが自然に身についているようです。
こういうことを今年の生徒さんは完璧にできます。例年、挨拶はほとんど期待していません。それに対して怒りも愚痴もありません。それが普通になっています。
年に1回「ありがとうございます」と聞くか聞かないかくらいです。「おはようございます」もそうです。こういったことをしない生徒さんは全くしません。それも相手の勝手ですから。
予備校を卒業していく最後の日でさえ感謝の気持ちを言ってくれる人は10人に一人くらいです。それが普通ですね。
今年は毎日のように感謝の気持ちを口にしてくれます。授業の始まりと終わりに毎日、良い気分にさせてくれます。
本音を言うと勉強だけできる生徒さんよりこういう生徒さんと授業ができることが喜びです。