最近は英文法の試験をしないので予備校生の文法の実力はよく分かりません。5年ほど前は単元ごとに「時制」、「法」、「助動詞」などに分けて学習し終っては復習・確認のため試験をしていました。4択問題や整序問題が中心です。私立大では依然、純粋な文法出題は出題されますが、共通試験では全く文法問題は出題されなくなってしまいました。国公立大の2次試験はもともと純粋な文法問題はあまり出題されません。
学校ではグラマーという科目がなくなり、英語表現やコミュニケーション英語という科目を学びます。「読む・話す・聞く」さらに社会や生活で使える英語を目指しています。
もちろん文法は学校でやっているでしょうが、かつてほど力を入れていないようです。試験で出ないものをやらせるには抵抗が出てきます。誰でもそうですが納得しないことはしたくありません。体が拒否します。
スパブでは予備生には文法単元ごとに例えば「不定詞」の重要例文をテキストにまとめて訳をさせて重要な文法事項を説明し、ボキャブラリなんかもここで覚えてもらっています。解釈、英作、文法、ボキャブラリーを一気に勉強できるように工夫しています。
今後は何らかの形で共通試験でも文法の問題が出題されればといいと思っています。